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薬剤師の専門資格:小児薬物療法認定薬剤師

医療業界ではその学術や技術の発達によって、専門化の流れが進行しています。 医師はもちろんのこと、最近では看護師でも研修を受けたりするなどして、専門的な知識や技術を身につけ資格を取得する人も増えてきています。こうした流れは薬剤師も例外ではありません。

薬剤師が薬剤師国家資格以外の専門的な資格を取得することは、単に知識や技術の向上という点にとどまらず、現場でも必要とされてきています。専門資格の取得は薬剤師としてのキャリアアップにもつながりますし、自分自身のやりがいにもつながることがあるでしょう。

いくつかある薬剤師の専門資格の中に「小児薬物療法認定薬剤師」というものがあります。 名前からもわかるように、この資格は小児に対する薬物療法についての専門的な知識を身に付けた薬剤師に与えられるものです。

小児は成人に比べてより一層薬物療法に対して注意が必要というだけでなく、保護者をはじめとした周囲へのアプローチ力も必要になります。そうしたことを包括的に学び、実践できると認められた薬剤師こそが、小児薬物療法認定薬剤師なのです。

この資格を得るためには日本薬剤師研修センターもしくは日本小児臨床薬理学会が行う研修を修了し、試験に合格しなければなりません。さらに3年以上の臨床経験が必要になります。 研修のほとんどはe−ラーニングで受けられるので、仕事をしながらでも資格の取得を目指せます。

ただし修了試験後には講義1回と、小児病棟での実務研修1日を受けなければなりません。 資格取得後も3年毎の更新が必要です。大変ではありますが、2012年から始まった新しい資格のため、これからの資格となるというところは魅力のひとつと言えるでしょう。

小児の薬物療法では、臨床データの少なさなどからやむを得ず適応外での使用をすることも少なくありません。多くは治療のメリットがデメリットを上回るのですが、時として痛ましい事故も起きてしまいます。そうしたことが少しでも解消されるよう小児薬物療法認定薬剤師の活躍が期待されているのです。

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