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薬剤師の専門資格:漢方薬・生薬認定薬剤師

近年、より専門的な知識、技術を持った薬剤師であることを認定する資格が誕生しています。 漢方薬・生薬認定薬剤師という専門資格もそのひとつです。 この資格は2001年より認定されている新しい資格で、10年で約2,300名もの薬剤師が資格を取得しています。

漢方薬・生薬認定薬剤師はその名の通り、漢方薬や生薬に関してより専門的な知識を有する薬剤師を言います。漢方薬や生薬にはいくつもの種類があり、薬剤師の普段の業務の中ではなかなかすべてを把握できません。

特に漢方薬はいくつかの生薬が配合されているため、ひとつの薬でいくつかの効能に効果があることが多いです。また西洋薬と違った効能、効果を期待できるのも漢方薬の特徴と言えます。 体質改善がはかれること、西洋薬に比べれば妊婦などにも処方しやすいのも漢方薬ならではです。

こうした背景もあって近年漢方薬の重要性が見直され、処方が増えています。 漢方薬・生薬認定薬剤師の資格を取得すれば、患者さんだけでなく時に医師へも漢方薬に関する適切な情報提供ができるのです。

資格を取得するには、講習会への参加、DVDによる学習、e−ラーニングの受講の3つの方法のどれかで9回の講義を受講しなければなりません。さらに薬用植物園実習が1回義務付けられており、最後には試験への合格が必須です。資格取得後は3年毎の更新が必要になります。

資格取得後は、一般的な調剤薬局や病院の薬剤部での就業はもちろんのこと、漢方を専門的に取り扱う薬局などではより一層資格を活かすことができるでしょう。 漢方専門薬局では、患者さんの症状に合わせて服薬のアドバイスなどもできます。

OTCを取り扱うドラッグストアでは、より患者さんに適したOTCの漢方薬をおすすめできるかもしれませんね。他にも漢方薬を取り扱う製薬会社や医薬品卸会社などでの活躍が期待できるでしょう。

今後も漢方薬への期待は高まると考えられます。 そうした中で自分の専門性を活かしていけるのが、漢方薬・生薬認定薬剤師なのです。

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